有栖川有栖

火村シリーズ短編集

普通におもしろかった。表題作より他三作の方が好みだったかなあ。 本格ミステリにおいて双子の入れ替えトリックとダイイングメッセージの必然性は永遠のテーマだなあ。 有栖川さんはよくそのふたつを書いているけど、まだまだ書き続けるだろう。残り33冊next…

国名シリーズ

有栖川氏の国名シリーズにおいても、なかなかよくできた作品だったと思います。 表題作の「モロッコ水晶の謎」はよくできた本格だったし、推理合戦も小ネタだろうけども、おもしろかったし。 国名シリーズはこれでマレー以外は読んだことになるのですが、今…

誰の時計か

至極まっとうな本格ミステリ。特に表題作の「スイス時計の謎」は久々に楽しめた本格中編だった。 作家アリスの意外な過去が明らかになる意味でも楽しかった。 つっこみようがない作品だなあ。矛盾がなくて。 安定して読める作家だ。残り54冊next 有栖川有栖…