倉知淳『星降り山荘の殺人』なんだか久しぶりに新本格っぽい新本格を読んだ気がする。 吹雪の山荘ものというお約束ミステリ。 なんていうか、そのシチュエーションを踏襲したっていうよりパロったっていうのが正解だと思う。 トリックはやかんのそれはなんだ…

泡坂妻夫『生者と死者』 『しあわせの書』に次ぐかなり凝っている（かなりどころの話ではないが）仕掛け本。 これを書くのに要した労力はすごいもんだったんだろうな…… そして惜しい人を亡くしました。ご冥福をお祈りします。村崎友『風の歌、星の口笛』 す…

北村薫『街の灯』 再読。わたしのベッキーさんシリーズが後述する『鷺と雪』で完結するというので、1作目のこの作品を読み返してみた。 久々の北村先生の文章を読むと、なんだかいいなあ、と思ってしまう。雰囲気、雰囲気。 1年以上前に読んだので、色々と忘…

月1回ペースになってるような。 三津田信三『密室の如き籠るもの』 メフィストで表題作以外は掲載されて、読んでいたけども、書き下ろしの「密室の如き籠るもの」が全体の半分の頁を占めているのでお得感が。 刀城言耶シリーズは長編の方がいいと思うなあ。…