山口雅也『生ける屍の死』

山口氏のデビュー作。
死んだ人間が生き返るという現実ではないアメリカで起こった殺人事件。探偵役が死んでしまい、生き返って探偵をするという珍妙な設定に惹かれて読みました。
死生観がメインテーマである。山口氏は設定はハチャメチャでバカミス的なものを感じるのだが内容は哲学的なものが多いと思う。
なら重く感じて読みにくいのか、となるとそうでもない。

まだ山口氏の作品はこれを含め2作しか読んでいないが、積み本の中に3作ほどあるので崩してゆきたい。今後とも読んでいきたい作家だ。

残り99冊(年間100冊まで)