ぐるぐる廻る謎、ぐるぐる回る

この作品に一番ふさわしい言葉は回転だと思う。
視点が交互に替わっていって、読者を困惑させどれが本当なのかわからなくなる。
まるで、回転椅子に座っているような気分だ。
東野さんの帯の紹介文は適切だ。
読んでいくうちに続きが気になって、すぐ読めてしまった。
ねじれた風に見えた世界をきれいに解きほぐしていく解決は見事。

残り76冊

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