僕たちは、幸せになった。

戯言シリーズ読了。
最後のネコソギラジカルはもはやミステリーじゃなくなってはいましたが、そんなの関係ねぇみたくのめりこんで読みました。
ヒトクイマジカルでは、まさかあのキャラが死ぬとは思わなかったなあ。
ミステリ部分はもはやどうでもいいよなあ、ラスボスとの邂逅のための作品だし。
ネコソギは少年漫画ヨロシク的な敵キャラが出まくったし(13人は多いよなw)

なぜ、僕が、いや読者がこの作品を読んで楽しめたのかというと、作品内でも述べられていたことですが、主人公は欠けているところが多すぎて誰にでも似ているから、大多数の読者が感情移入できたんだろうな。
僕は最初いーちゃんことを好きになれなかったけど最終的には好きになれた。
好きになれなかった理由の中には同族嫌悪も少し入っていたんだろうなあ。
ま、それはほんの少しのところだけなんだろうけど。

そして哀川さんの台詞に痺れるわ、痺れるわ。
西尾維新は少年漫画を読んで成長した世代だからその世代の僕らが共感を覚えないはずがない。
やっぱりハッピーエンドがいいのさ。

最後のシーンは涙ながらに読んでいました。

僕たちは、幸せになった。

僕はこれを見たかった。


さて、西尾週間のおかげかやたらハイペースで読めたなあ。
そして、残り○冊とか書いてるわけですが、上下巻とかを1冊にまとめる表記はおかしいな、やっぱり。
ということで、今まで読んできた上下巻の作品を上巻、下巻と個別にカウントすることにする。
ので、残り60冊。
あれ、もう今年に入って40冊読んだのか。
ということで、読書をしない週間でもしようかな。戯言だけど(本を持っていないと落ち着かないので)

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