人間失格です。ごめんなさい。

割とテンプレートに乗っ取っていた1作目に比較し、割と自由にしていた2作目。
西尾イズムというのでしょうか、語り部の信条は揺らぐことなく、それが事件の骨格をなしているなあと。
零崎って意外と事件部分には関わらなかったけど、彼の存在が語り部に考えさせたんだから物語的には重要だなあ。
ていうか、おまえら(語り部と零崎)仲良いだろw

西尾は文体も特徴のある作家だけど、これは語り部の信条に少しでも共感を覚えないと読むのつらいんじゃないのかなあと思う。
あと巫山戯た名前。巫女子とかないだろ。でも絵的には巫女子が一番かわいいとは思う。
精神的グロ作品。萌キャラをグロく殺すっていうのが魅力的なのかな。

意外とおもしろいシリーズなので一応追ってみようかと。
合わないとは思っているんだけどなあ(実際語り部の信ずることに僕はこれっぽちも共感できない。エキセントリックなキャラクターしかでない作品だが、一番狂っているのが語り部という恐ろしいシリーズ)

ミステリ部分は割とわかりました。クビキリよりかは単純だったかな(というよりか、ミステリーに力入れてない)

残り70冊

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