17歳でデビューした作者のデビュー作

16歳で執筆し、17歳の時に発表。今の自分よりも若いのに、なぜこんなにも文才があるのだろうか。
ここまで書ける高校生ってすごいなあ。(年代は違えども)他の高校生でデビューしたという作家の作品と比べても抜きんでている。
なにより、物語の締めくくりをあんなきれいに、それでいてホラーとしてのオチとしても秀逸に仕上げられるのはなかなかできない。

どっちかっていうと、「夏と花火と私の死体」よりもう一つの収録作品「優子」の方が好きかな。
や、「夏と花火と私の死体」のオチの方が素晴らしいとは思うけど、ホラー的な意味では「優子」の方が好みかな。

残り50冊

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