今年最初のミステリ

さて、新年なので気持ちをリセットして、新たにカウントを始めたいと思います。
そして去年最後の更新と今年最初の更新に読んだ作家が同じだということはあんまり意図していません。
でも『コズミック』という超弩級の作品で始めることは決めていました。
ちょうど新年から始まる事件だということで、季節柄ぴったりですね!

清涼院流水『コズミック』
何だこの小説・・・・・・いや、大説は。
ポカーンとしかならないですね、ええ。バカミス好きとしてはこれを許容できるんだけどな。そういう意味では誉め言葉。
『ジョーカー』と同じく、これはひどい。としか言いようがない作品。
この作品につっこめるところがあるとしたら、ミステリのせいで犯罪がすごくなったと言っているけど
実際に小説にそんな力はないよ、としか言えないんですよね。本読みが言うことじゃないんですがw
・・・・・・だから大説なのか?

法月綸太郎『生首にきいてみろ』
うーん、正直誤認というトリックテーマでは、『誰彼』の方がすばらしいと思うし、パワーがそこまでない気が。
これでほぼ全作法月さんの作品は読み終わったけど、ベストは『密閉教室』になっちゃうかな。
ノーカット版でない方の。
タイトルにすごく惹かれるものがあるのは否めない。

3冊目

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