バラバラ死体と青春エンタ

西澤保彦『解体諸因』
おもしろい発想ばかりする作家さんだなあと思った。
本格ミステリというのはバラバラな物を一つにつなぎ合わせる作業に焦点を当てているものなわけだけど、お見それしました。
間違いなく本格です。

西尾維新ネコソギラジカル上中下』
再読。人間シリーズを読んだので相互補完的なこれを読みたくなりました。
零崎一賊のことを念頭に置いて読むと、ニヤニヤしまくりの設定でおもしろかったです。
零崎一賊って男は識の読み方がシキで女はオリなんですね、今気付いた。
あー早くエピローグ後の欠陥製品と人間失格、もしくはメロスとセリヌンティウスの物語が読みたいなあ。
内蔵を裂いて小腸を体に巻き付ける趣味の三天王って一応曲識のことなんだろうけど、変態だなあ。人間人間ではやってなかったけど。

121冊

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