雪密室と不条理とミステリホラー

麻耶雄嵩『あいにくの雨で』
後述するカミュの『異邦人』もたいがい不条理だと思ったが、麻耶さんは不条理ミステリの代表者だと思った。
なんだろう、この胸にしこりが残るエンディングは。

カミュ『異邦人』
動機:太陽がまぶしかったから
不条理だなあと思いつつ、人一人殺しただけで死刑になってたりしてよくわからん世界だなあと思う。
いや、人を殺すことはよくないことだけど情状酌量の余地はあると思う。

三津田信三『凶宅』
慣れてきたのか、思ったほど怖さは感じず。
ただ、最後のオチに戦慄。ていうか救われねえなあ。

106冊

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