殊能将之

子供向けでないミステリーランドと4人組シリーズ

殊能将之『子どもの王様』 子供向けではないミステリーランドの一品。『神様ゲーム』には負けますけどね。 団地に住んだことはないけどなんだかノスタルジックな気分を味わいました。 大人になんかなりたくないなあ。西澤保彦『謎亭論処』 タック&タカチシ…

トンネルを抜けるとSF世界だった

川端康成『雪国』 古典純文学。ぶっちゃけて言えばヒロイン萌のための作品のような(以下略) いや、でもおもしろかったです。雪国に住んだことがないので『雪国』のような世界は僕にとってファンタジーです。残り14冊殊能将之『キマイラの新しい城』 最高。…

テンプレ

横溝正史『迷路荘の惨劇』 横溝作品のテンプレ的な作品。テンプレートな犯人、テンプレートな展開、テンプレートな動機。 久々に横溝を読んだので懐かしい気分に浸れました。残り24冊殊能将之『鏡の中は日曜日』『樒/榁』 文庫で読んだので同時収録。 前作…

この人は天才だと確信した――

おもしろすぎる。最後の1行で笑わない人っているの? 相変わらず、料理の描写はおいしそうの一言に尽き、 ハサミ男で見せた王道っぷりはどこに行ったのかと思わせる荒唐無稽な話の展開―― 幕開けの場面から急速におもしろくなった。 石動は本当に名探偵だな…

ロジックではなくマジック。 圧倒的な知識量

ファンになってしまった。 駒子シリーズは北村薫の『私』シリーズと似ているのだけれど、やっぱり違う。 モラトリアムを描いてる作品が好きなのかもと思った。残り79冊殊能将之『美濃牛』いろいろな知識をペダントリーとして効果的に使用した作品。 横溝正史…