加納朋子

久々更新

月1回ペースになってるような。 三津田信三『密室の如き籠るもの』 メフィストで表題作以外は掲載されて、読んでいたけども、書き下ろしの「密室の如き籠るもの」が全体の半分の頁を占めているのでお得感が。 刀城言耶シリーズは長編の方がいいと思うなあ。…

オペラ入門書と日常の謎の傑作

深水黎一郎『トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ』 オペラを全く知らない人にも理解しやすいように書かれているのでオペラに興味がない人でもオペラを見たくなる作品です。 このシリーズの探偵は芸術探偵というべきか。是非シリーズ化して欲しい。 ミステ…

本格バカミスとタイトル

霞流一『首断ち六地蔵』 ぽんぽんと出される仮説、そしてそれらが即座に棄却される・・・・・・まさに本格というべき作品です。 あいかわらずトリックはアレな感じですが、だがそこがいいし、最後にきちんと収束されます。 よくこうも見立てられるなあと思ったり。…

ロジックではなくマジック。 圧倒的な知識量

ファンになってしまった。 駒子シリーズは北村薫の『私』シリーズと似ているのだけれど、やっぱり違う。 モラトリアムを描いてる作品が好きなのかもと思った。残り79冊殊能将之『美濃牛』いろいろな知識をペダントリーとして効果的に使用した作品。 横溝正史…

レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』

ハードボイルドといえばマーロウさん。 …というわけではないですがとても有名な探偵ですね。 ミステリーというか文学的な作品でしたね。 いろいろと思うところはあるのですがマーロウさんの生き方はかっこいいなあ、と思う反面真似したくないなあ。 印象にと…